NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年4月23日放送の18話で、常子たち小橋家が青柳を出てしまいました……が!

 

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滝子と君子のすれ違いが決定的に

17話のラストでヒロイン小橋常子(高畑充希)の母・君子(木村多江)が、実家の製材問屋「青柳商店(あおやぎしょうてん)」大女将、つまり君子の母であり常子の祖母である青柳滝子(大地真央)に部屋に呼ばれました。

そこで滝子が君子に言ったことは、常子を養子の清(大野拓朗)の嫁にして行く行くは店を継がせたいと考えている、ということでした。今すぐではなく、常子が女学校を卒業してからで良いから、それからゆっくり青柳のやり方を学んでもらって……と。

それに対して君子は、昔と同じように青柳の家が何より再優先で他人の気持ちなど考えずに自らの考えを押し付ける滝子の考え方・やり方に納得がいきませんでした。君子は、そもそも家を出て行った自分を再び迎え入れたことも、常子たち自分の子どもたちを青柳商店の跡継ぎとすることが狙いだったのだ、と考えてしまいます。

しかし、それは君子の考えすぎでして、滝子は君子たちを迎え入れるときには常子たちを跡取りにしようなどと考えておらず、あくまで17話で常子を得意先廻りに連れて行った際に、その見る目の確かさに才能を見出したことで話を進める決意を固めているはずです。滝子もそう説明していましたが、君子は信じていないみたいです。滝子は信じようが信じまいがそうなのだから仕方がないと返していました。この辺りの君子の意固地な性格は母娘なのだろうと思わせます。

君子はとにかく常子に青柳の店を継がせる意思はなく、常子は親が決めたレールの上を歩ませるのではなく、あくまで自分の力で行く道を決めて進んで欲しいと考えています。

この後は滝子も君子もお互い譲らずに平行線をたどり、ついには滝子は君子に家を出て行くよう言ってしまいます。君子も滝子に言われなくても出て行ったことでしょう。さすがに、娘の嫁入りの提案を断ります、でも家には居続けますなど、図々しくてできるはずがありません。

私は、君子がそう思っているのなら、滝子の意見に反対する前に、常子に嫁入りの件を話し、彼女にどうするかを決めさせれば良いのに、と観ていて思いました。君子だって常子の人生を縛っているじゃないかと、青柳の家に入ることが常子にとって幸せかどうかは常子にしかわからないことと思いますので。

 

 

小橋家は森田屋へ

君子は常子たちに家を出て行くと伝えました。どうしても分かり合えなくて家にいられなくなったと。常子は妹の鞠子(相楽樹)と美子(根岸姫奈)と荷物をまとめ、母と一緒に青柳の家を出ていくことになりました。

頼る家もないのにどうするのか、と思っていたところ、青柳家のすぐ裏にある仕出し屋の「森田屋」がちょうど住み込みの女中の募集をかけており、店先に張り紙をしているところを君子が認めます。君子は藁をもつかむ思いで森田屋に駆け込み、大女将の森田まつ(秋野暢子)に頼み込みます。

まつの答えは「わかったよ」です。君子たちは森田家の2階に住むことになりました。

しかし森田屋は青柳家ほど裕福な家ではないようで、青柳家にいたときのように何不自由ない生活を……とはいかなそうです。そもそも住み込みで働くのですから実家と同じではありませんね。食費も給料から天引きされるみたいですし、病気になったり弁当を台無しにしたりしたらそれも引かれてしまうそうです。厳しい。

まつさんはケチな人のようにも見えますが、お金に厳しい人はある意味で信用できるとも受け取れそうです。厳しくも優しい人なのでしょう。

 

 

森田屋の人たち

仕出し屋「森田屋」で働く人たちは、大女将のまつさんを除いて4人います(まつさんは前回の記事で紹介しました。記事下に該当記事をリンクしておきましたので気になる方はぜひご覧になってください)。

まずは「森田宗吉(もりた・そうきち)」、演じるのはピエール瀧さんです。森田屋の主人兼板前です。強面で口が悪く怒りっぽいですが、情に厚い性格で真面目な仕事をする人だそう。

次に「森田照代(もりた・てるよ)」、演じるのは平岩紙さん。地方の出身で森田屋で働いていたところで宗吉に惚れられ結婚したようです。大人しく無口な性格ですが仕事は早いとのこと。

「森田富江(もりた・とみえ)」、演じるのは川栄李奈さん。森田屋の跡取りで、小学校卒業後に森田屋に入って仕事をしているそうです。母の照代に似た実直な性格。

「長谷川哲典(はせがわ・てつのり)」、演じるのは浜野謙太さん。森田屋の雇われ板前で、住み込みではなく通いだそう。軽い性格で宗吉にいじられるキャラです。Eテレの『ムジカ・ピッコリーノ』に出演していた方ですね。

 

 

おわりに

常子たちはまつさんに2階の部屋に連れて行かれました。しばらく掃除をしていなかった部屋のようで、辺りには埃が積もっています。まずは掃除を始める常子たち。掃除をするのですから当然窓を開けるのです……が、窓を開けた先には青柳の作業場が丸見えでした。逆を言えば青柳家からも小橋家が丸見えです。そんなギャグ展開でした。

君子たちが出て行ったことを知った筆頭番頭の隈井栄太郎(片岡鶴太郎)が滝子に食って掛かるところは好きなシーンでした。もう二度と会えなくなるかもしれません、それでもいいんですかい? と聞かれた滝子が表情を強張らせ、「じゃあ……居場所くらい探しといで」と隈井に指示するところが可愛い。まぁ目と鼻の先にいたんですけどね。

君子と滝子はわかり合えるのでしょうか……お互い意固地な性格みたいですからなかなか難しいかもしれないですね。仲直りすることがあっても滝子さんが亡くなるとき、みたいな展開になりそうな予感がします。

個人的に、浜松編で竹蔵が亡くなってからがあまり面白さを感じていなかったので心配していましたが、深川編は面白く観られています。滝子さんも隈井さんも基本的には優しい良い人ですし、まつさんたちも意地の悪い人ではなさそうなので。

 

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